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1リットルで2グラム…最も軽い液体を発見

東京大の研究チームは20日、1リットルに換算するとわずか2グラムという、世界でもっとも軽い液体を発見したと発表した。
 
研究成果は米物理学会誌「フィジカル・レビュー・レターズ」に掲載された
ヘリウムの一種である「ヘリウム3」が特殊な条件下で液体になったもので
これまで世界でもっとも軽いと考えられてきた液体水素の30分の1の軽さだという
 
気体状の物質は一般的に、温度を下げると液体になり、さらに下げると氷のような固体へと変化する
しかし、通常のヘリウムよりも軽いヘリウム3はこれまで、原子1個分の厚みしかない平面状の層の中に閉じこめると絶対零度(氷点下約273度)まで冷やしても気体のままだと考えられてきた
今回、研究チームが実際に、平面に閉じこめて温度を下げたところ、絶対零度近くで、密度が非常に低く、軽い液体に変わったのを確認したという

2012年 12月23日 09時31分 提供元:読売新聞
タグ:科学
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二条城修復、注目されず…寄付不足で工事に遅れ

京都市が1月に始めた世界遺産・二条城(京都市中京区)の修復で、事業費に当て込んだ寄付金が不足し、工事が遅れ始めている。
 目標では既に6億円が集まっているはずだったが、現状は1割止まりで、同様に寄付で復元・改修を進める名古屋城や姫路城に比べ、著しく低調だ。特に地元の協力が薄く、市の担当者は「他に身近な文化遺産が多く、注目されなかったか」と困惑する。
 徳川家康が建てた二条城は、絵師・狩野探幽らの障壁画で飾られ、年間150万人の観光客が訪れる。老朽化が進み、管理する市は総事業費約100億円、20年がかりの大規模修復を計画。半額は国の補助、残りを寄付で賄おうと、2010年10月から募り始めた。
 100万円以上の寄付で非公開部分に入れる「一日城主」体験などの特典を設け、年3億円を目指したが、2年間の総額は約6600万円。資金不足から工期の1年延長が必至という。
 寄付は名古屋城の49億円(10年間、目標50億円)、姫路城の3億8300万円(3年間、同5億円)に比べ、目標額との開きが目立つ。姫路城では寄付者の6割が姫路市民なのに対し、二条城は京都市民が1割だけ。今後、門川大作市長が地元企業などに大口寄付を呼び掛けたい考えだ


2012年 12月03日 17時45分 提供元:読売新聞

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静岡のサクラ標本木、ソメイヨシノじゃない?

静岡地方気象台(静岡市駿河区)がサクラの開花観測に使う標本木が、本来のソメイヨシノではない可能性があることが
独立行政法人「森林総合研究所多摩森林科学園」(東京都)の勝木俊雄主任研究員(45)らの調査で分かった
 
知人の樹木医から「静岡地方気象台の標本木が、周囲のサクラに比べて開花が早い」と聞き
形態を調べたところ花の大きさなどに違いがあり、DNAを調べたという
 
ソメイヨシノは、オオシマザクラとエドヒガンが交雑した栽培品種で
基本的には接ぎ木や挿し木で増やすため、同じ遺伝子型を持つクローン
全国のサクラの半数以上を占める
 
同気象台の標本木と、同科学園などにあるソメイヨシノのDNAを抽出し
32か所の遺伝子を比較した結果、11か所で遺伝子型が異なっていた
勝木研究員は「種としてはソメイヨシノと同じグループに分類できるが、栽培品種としてのソメイヨシノではない」と指摘
ソメイヨシノがさらにオオシマザクラと交雑した木と推測されるという

2012年 11月08日 15時27分 提供元:読売新聞
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遅い夕食やっぱり太る…体内時計混乱、早大実験

夕食の時間が遅いなど食事の間隔が乱れていると、体内時計がずれることを、早稲田大学の柴田重信教授(薬理学)らの研究チームがマウスを使った実験で明らかにした
 
人間では体内時計の混乱によって肥満や糖尿病になりやすいことが分かっており
規則的な食事が肥満予防につながるという
11日から京都市で開かれる日本肥満学会で発表する
 
生物の体内時計は細胞中の時計遺伝子で制御されている
1日は24時間だが、体内時計の周期は少しずれているため、光や食事によって補正し、1日のリズムを作っている柴田さんらはマウスに1日3回の食事を与え、腎臓と肝臓の時計遺伝子の働きを計測し、体内時計のリズムを調べた
その結果、人間の朝7時、正午、夜7時に相当する時間に食事を与えた場合は、1日で最も長い絶食時間の後にとる朝食で体内時計がリセットされることが分かった
この朝食の時間が1日の活動リズムを規定する重要な役割を果たしている

2012年 10月07日 09時00分 提供元:読売新聞
タグ:リズム 肥満
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火星に川が流れた跡…NASAの探査車が発見

米航空宇宙局(NASA)は27日、8月末に走行を始めた無人火星探査車「キュリオシティ」が、かつて火星の地表を流れていた川が運んだとみられる多数の石を発見したと発表した
 
火星に水があったことを示す痕跡は見つかっているが、川の流れを直接示す証拠が見つかったのは初めて

NASAによると、石は、着地したゲール・クレーターの北端と、探査目的地のシャープ山の中間地点で撮影された
礫(れき)岩の層となって固まっており、石の形が丸みを帯びていることから、長い距離を流れてきたとみられる
 
NASAの科学者は、川の深さは人のくるぶしから腰のあたりまであり、秒速約3フィート(約90センチ)で水が流れていたと推測している

2012年 09月28日 14時14分 提供元:読売新聞
タグ:火星 NASA
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電子書籍、国際規格で…出版41社が制作指針

主要出版社41社でつくる日本電子書籍出版社協会(電書協、代表理事=野間省伸(よしのぶ)・講談社社長)は7日、電子書籍を国際的な規格「EPUB(イーパブ)」を使って作るための指針となる「制作ガイド」を策定した。
 
今後、端末メーカーなどに、ガイドに則した閲覧ソフトや端末の開発を要望していく
主要出版社がEPUBによる電子書籍制作にそろって取り組む姿勢を示した格好で
作品数が一挙に増え、電子書籍全体の普及に弾みがつきそうだ
 
EPUBの最新版「EPUB3」は日本語の縦書きやルビにも対応できるようになったため
ソニーの「リーダー」や楽天の「コボタッチ」などの電子書籍端末に採用されている
近く日本でも端末「キンドル」を発売する予定の米アマゾンも、EPUBを同社独自の規格に変換して配信すると見られ、今後、EPUB端末が大幅に普及することが見込まれている。

2012年 09月08日 04時54分 提供元:読売新聞
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ネイチャー「今年の10人」に東大の児玉氏

科学誌ネイチャーが、22日付の同誌で発表する「科学に影響を与えた今年の10人」の一人に、児玉龍彦・東京大学アイソトープ総合センター長を選んだ。
 児玉氏は7月下旬に国会に参考人として招かれた際、東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡る政府の放射性物質への対応を厳しく批判。その様子が動画投稿サイト「ユーチューブ」で繰り返し流れたことを同誌は紹介している。
 児玉氏が同原発に近い南相馬市で除染活動に取り組み、放射線の測定方法や放射線量が局所的に高い「ホットスポット」の探し方を関係者らに指導していることも取り上げた。
 児玉氏は「大変驚いている。複雑な立場に置かれている住民の皆さんのためには、科学者が現場に入って、住民の判断を支援することが大事だ」とコメントした。

2011年 12月22日 07時37分 提供元:読売新聞
タグ:科学
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想定外の大きさ、連動地震の可能性

極めて大きな被害をもたらした今回の地震は、マグニチュード(M)8・8と巨大地震に分類される
高い確率で発生が想定された宮城県沖地震では予測規模がM7・5で、今回の地震はその約90倍とされる
 
東京大地震研究所の古村孝志教授(強震動)は「宮城から茨城にかけての海域では想定外の大きさだ」と驚く
この海域では、日本列島をのせた陸のプレート(岩板)の下に、海のプレートが沈み込む「日本海溝」がある
沈み込みに伴いひずみが蓄積し地震が発生
日本海溝に沿って4つ以上の複数の震源域があるとされる
 
M8・8という地震の規模から、古村教授は「太平洋の三陸沖中部から福島県沖の海底下にある複数の震源域が連動し、南北方向に長さ200〜300キロ、東西100〜150キロに及ぶ広い範囲で、岩石が破壊したのでは」と推定している

2011年03月11日 20時39分 提供元:読売新聞
タグ:科学 東北 地震
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パソコン瞬時起動も…超省エネのトランジスター

計算だけでなく記憶動作も可能で、消費電力を従来の最大100万分の1まで減らす新しいトランジスターを物質・材料研究機構(茨城県つくば市)などのチームが開発した
起動時間ゼロのパソコン開発につながる成果と期待される
 
スマートフォンなどに使われる半導体トランジスターは、電子の移動を制御して0、1の計算を行っているが
新型トランジスターは、絶縁体の中をわずかな金属原子(銅原子)を移動させて計算を行うのが特徴
さらに電源を切っても銅原子は、従来の電子と異なり
トランジスター内でそのままの状態を保つので記憶素子としても働き、別の磁気メモリーが要らない
 
移動する銅原子は数十個と少ないため新型の消費電力は
従来のトランジスターだけの消費電力と比べて100分の1、メモリー動作では100万分の1まで軽減できるという
研究チームは「今回の成果で、コンピューターの高性能化の壁であった消費電力がクリアできた」としている

2010年12月24日 11時30分 提供元:読売新聞
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探査機「あかつき」金星の周回軌道投入へ

宇宙航空研究開発機構は7日、日本の金星探査機「あかつき」を金星の周回軌道に投入する
成功すれば、日本の探査機として初めて、地球以外の惑星を周回しながら長期的な科学観測を行うことになる
 
あかつきは今年5月に打ち上げられ、5億2000万キロを旅して金星に到達
7日午前8時49分から主エンジンを噴射して減速し、軌道に入る
投入の成否が判明するのは同日夜の見通しで、2年間、金星の大気や気象を観測する予定
 
日本は小惑星探査機「はやぶさ」や月探査機「かぐや」では成功したものの
1998年に打ち上げた火星探査機「のぞみ」は周回軌道投入に失敗し、自前の惑星探査の実績はない
 
宇宙機構は、投入に合わせ、7日午前5時30分から、相模原市の宇宙科学研究所で金星観望会を実施
午前7時から午後1時まで衛星管制室の様子などをモニターで見学できる。申し込みは不要

2010年12月06日 11時47分 提供元:読売新聞
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